草コインで一発逆転⁉

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【ICO】テレグラムの発行するトークンTONとは?

こんにちは。nekoinです。

 

突然ですがテレグラムのTONとはなにか、紹介したいと思います。

 

史上最大規模のICOを行う


アメリカ証券取引委員会(SEC)によって発表された資料から、ロシア発のメッセージングアプリTelegram(テレグラム)がICOのプライベートセールで日本円に換算して850億円以上の資金を調達していることが分かりました。

実は2月の時点で別途8.5億ドル(約850億円)を調達したと発表されていたので、この2つを合わせると、すでに1700億円相当を調達していることになります。これだけでもかなりの金額なのですが、まだトークン販売終了でもないようなので、最終的な調達額はこれよりもさらに多くなるでしょう。

CoinDeskのICOの規模が一目でわかるICOトラッカーを見てみてもTelegramが最も大きい規模であることが分かります。



 

そもそもTelegram (テレグラム)とは?


テレグラムは2013年にローンチされたメッセージアプリで、最近はロシア人の間では日本でいうLINEのような感覚で使われているようです。送受信するメッセージが暗号化されるという特徴があり、欧米で人気のWhats Appや日本でもおなじみのLINEよりもプライバシーのレベルが高くなっています。

2017年10月時点での月間アクティブユーザーは1億7千万人とのことで、仮想通貨を持っていたり投資している人の間でもよく利用されており、何千人もの人が参加するNEM JAPANというグループチャットのようなものから、個人間のやり取りにまで幅広く使われています。

Telegramを作った人はすごい人?
テレグラムを作ったパベル・デュロフ氏は欧州最大級のSNS「フコンタクテ」と、通信アプリ「テレグラム」を世に送り出したパベル・デュロフ氏。「ロシアのザッカーバーグ」などともいわれているようです。彼は大学卒業後にVKを兄弟と立ち上げ、3億人超のユーザーを獲得、その収入で約300億円の富を築いたようです。メッセージアプリのテレグラムは非営利目的で提供されており、デュロフ氏がファンディングしています。

 

TelegramはICOで集めたお金で何を作るの?


TelegramはICOを実施して新しいブロックチェーンのプラットフォームを構築しようとしていますプラットフォームの名前はTON(テレグラム・オープン・ネットワーク)でトークンはTONCoin(Grams)、コンセンサスアルゴリズムはPoS (プルーフ・オブ・ステーク)です。

公開されている資料では、今あるビットコインなどでは本当にみんなが使い始めた時に絵取引を処理するキャパシティが十分ではないこと、一般ユーザーにとっては買ったり使ったりするハードルがまだ高いこと、実際に使えるシーンがまだ少なく投機需要ばかりが高まっている点が問題点として挙げられています。

テレグラムはこれらの問題を解決できるプラットフォームを作り、さらにテレグラムとTONを統合することで、一般ユーザーでも簡単に入手して使える環境も提供しようとしています。

トークンの分配については、発行されるトークン(Gram)の4%は権利確定までの期間を4年間おいて開発チームに割り当て、残りの44%が販売されるようになっており、最低52%はTONのリザーブとして置いておくとのことです。

 

プロジェクトの懸念点


CoinDeskによると、プレセールの段階でテレグラムのICOに参加するには9ページに及ぶ覚書にサインをしなければならないようですが、覚書にはTelegramの計画についてのリスクが列挙されています。

内容としては、今後の規制がどうなるか不明なこと、TONの開発とローンチに関わるリスク(メンバーの技術力と知識が足りず実現できない可能性)、量子コンピューターの登場などブロックチェーン技術に関するリスク、TONとテレグラムの統合がうまくいかないリスク等が挙げられており、またその他にもAppStoreやGooglePlayでテレグラムのアプリが禁止されてしまう可能性などもあります。

 

どうなるテレグラムICO


プレセールで既に大規模な資金調達を行っているテレグラムですが、開発や計画に関わっている人たちの実績を見てみると(個人的には集まりすぎな気もしますが)注目される理由もわかります。多くのユーザーをすでに持っているテレグラムが資金調達を行うTONプロジェクト、実際にどのようなプラットフォームになるのか、実際に使えるプラットフォームが出てくる日を楽しみにしたいです。

 

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